燃えよムチ
馬を見る目はありますが人を見る目はありません
祇園暴走事故?これは殺人事件と呼ぶべき
2012/04/18 Wed. 00:48 [edit]
先日の祇園暴走事故の件で思うところがあるので書きます。当方は洛外の生まれですので市内の祇園を地元とは呼びません。
それでも月に一度や二度は通る場所であり
学生の頃からウロウロしており現場の事を分かる範囲で書きます。
先に書いておきますが、これは事故で無く、殺人事件と呼ぶべきものである。
まず、ニュースなどの報道を見聞きしたと思われますが
事故を正確に把握出来ているか分かりませんので、下記の図をご覧ください。

こちらは京都新聞からの画像になります。
地元紙ゆえ他紙よりも正確な図といって問題ないです。
※全国紙系列の図は、道路の幅や縦の通りの角度などが
まちまちなのであまり信用に足りえないと判断します。
次に現場の写真(グーグルから拝借)

次に最初にタクシーにぶつかった辺りから大和大路を上ります。
(※北上します






電柱に衝突する所を撮ったドライブレコーダの動画(ロングバージョン)
地図と図を見て頂ければ分かると思うが、大和大路は
縦の通りであり、四条より下側は一部幅が広い所もあるが基本狭い。
片側に車を止めると横を通り抜けるときに気を使う感じである。
私はこの事件のニュース報道を見た直後、既に
『てんかんの発作』の線はまずありえないと考えた。
この狭い路地とも言える通りで、タクシーに後ろから追突し
目撃者によると…そのタクシーが道の端によせ停車した後、
犯人の車は一旦バックし、タクシーを交わして北上したという。
この時点で癲癇(てんかん)の発作どうのは考えにくい。
もしもこの時点でなんらかの症状が出ていれば、車が停止するハズだ。
脚が硬直して…とかいった発想は次に書く行動からありえない。
その後犯人の車は大和大路を北上し、途中で停車している車を
交わして四条の交差点へ向かう。
そのころ四条の交差点では、信号が赤になり、大和大路を上ってきた
3台の車が停車し信号待ちになった時…
クラクション(犯人の車か確証はなし)を鳴らしながら、その三台を
右側から追い抜き交差点に進入→数人を跳ね飛ばし、
交差点に通りかかったバスをさけつつ四条の北側の交差点で
さらに数人を弾き飛ばし北上、その後大和大路に停車中の車を縫うように
北上しタクシーなどの横をつっきり電信柱にぶつかり停止した。
事故後数時間で犯人の身内から「てんかん」という単語が出た事で
気を失っていたのではないか?体が硬直していたのでは?
といった憶測が飛んでいたが…大和大路を知っている人間ならば
映像をみるまでもなく無理と言うだろう。
あの細い一方通行の道を気を失うか、もしくは体が硬直したような状態で
直進できるわけがない。お昼過ぎの大和大路はそれほど
人が多いわけではないが、実際の話停車していた車も数台あったはずで、
当然両サイドを人が歩いていたはずだ。交差点手前までに暴走車に接触した
人はおらず、停車していたであろう車にも接触していない。
明らかに意識がある状態で、車を走らせ交差点に進入したと考える方が自然である。
暴走事故と現時点では呼ばれているが、殺意があったにせよ無かったにせよ
赤信号で交差点に突入すること自体、未必の殺意があったといえる。
正直に言う。この事件をてんかんという発作が関係する事故と判断するのは
無理であり、どう考えても殺人事件に近いような気がする。
事故ではなく事件。
おそらくはタクシーにぶつかった事で精神的に追い込まれ、
その場から逃げたい一心の逃避行動であったと推察する。
なお…こういった行動自体は人身事故の後によくあることで、そう珍しくもなく
その後交差点で接触事故なんかをおこすのも稀にニュースで聞く話である。
ただし今回のは交差点で止まらず、さらに逃避行を続けた点が
今までの事件よりもタチが悪い。
死者にムチを打つのは好まないが、あの電柱にブツからなければ
さらに死傷者が出たとも考えられ、あそこで止まってくれて本当に良かったと思う。
今回の事故で亡くなった方、怪我をされた方の心を思うと
かの犯人は万死に値する。
無くなった方の冥福を祈りたい。
最後に、てんかん患者の免許について────
薬で治まるのであれば、免許取得及び運転は問題ないと
以前は思っていたのだが…
先年のクレーン車の事故が起こり、結局は薬を飲む飲まないは
その患者の判断であり、そのような判断しかできないものに
免許を渡すのはどうかという考えを今は持っている。
銃を持つのも使うのも「個人の意思」と外国では言うらしいが
日本では基本は所持も許さない。車は狂気となりえるもので
そのようなものが無ければ今回の事は未然に防げたとも思える。
恐らく今回の事故には「てんかん」は関係していないと思うが
この犯人が「てんかん」で無ければ、事件は起こらなかった可能性があり
また「てんかん」症状を知り、犯人が未然に車の運転をひかえていれば
このような事にはならなかった。極論になるが、そう考えると
この男に免許は必要なかったと結論づけたい。
もう二度とこのような悲惨な事件が起こらないように
てんかんの人の免許を停止するか、助手席に同乗者を必要するような
システム(法)を願う。
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